アスカ工業株式会社
アルミニウム総合リサイクル 鋳造用アルミニウム合金地金
ISO9001認証取得工場
ホーム / 工場見学のご案内 / アルミニウムリサイクルに関するお話

アルミニウムリサイクルに関するお話

アルミニウムのリサイクルに関する、ちょっとしたお話です。学校の研究課題等にご活用ください。


アルミニウムリサイクルのエネルギー効率が高いわけ

 アルミニウムリサイクルは、ボーキサイトからアルミニウムを精製するのに必要なエネルギーの3%だけで行うことができ、97%のエネルギーを節約することが出来ます。何故ここまで節約できるのか、その答えはボーキサイトにあります。
アルミニウムはボーキサイトからアルミナを抽出し、電解工程を経てできます。この電解工程では、「アルミニウムは電気の缶詰」と言われるほど莫大な電気エネルギーを必要とし、鉄などの金属と比べかなり効率が悪いものです。 アルミニウムは、天然では酸素を始め様々な物質としっかり結合した状態で存在しており、電解工程では、強力な電力を加えることでこの結合を無理やり引き離し、純粋なアルミニウムを生成しています。 一方でリサイクルは電解工程を基本的に必要としない為、精度の高い成分調整さえ出来ればリサイクル可能です。
アルミニウムリサイクルのエネルギー効率が高いのは、ボーキサイトから新規にアルミニウムを作る効率が極端に悪い為です。



日本(とアメリカ)のアルミ缶/スチール缶の割合

 2003年に日本国内で出荷された缶(約310億缶)の素材の割合は、アルミ缶が約57,1%、スチール缶が約42,9%と発表されています(アルミ缶リサイクル協会発表)。 ちなみに、2001年にアメリカで出荷された缶素材の割合はアルミ缶がほぼ100%。 スチール缶は全くと言っていいほどありません。



アルミ缶のリサイクルにおいて困る点

 アルミ缶のリサイクルを行う際、アルミ缶の中にゴミなどが入っていると、成分調整に支障をきたしたり、場合によってはリサイクルできないことがあります。 また、アルミ缶と共に処理をしていないスプレー缶などが混入されていますと、スプレー缶の爆発など、思わぬ事故の元になります。 アルミ缶を回収する際は、アルミ缶/ スチール缶の分別と、不純物や危険物が入らないよう、ご協力をお願いいたします。



ミサイル?! アルミ缶以外のアルミスクラップ

 アルミスクラップといえばアルミ缶が比較的有名ですが、それ以外にも様々なスクラップが再生地金の原料になります。
送電線や自動車部品、印刷の原版や建築廃材などがその一例ですが、家庭の鍋やお釜、コンピュータの部品など、アルミニウムを原料としたありとあらゆる製品があります。 珍しいものでは飛行機のスクラップやミサイルの破片などというものも。工場の保管庫は、さながら博物館のようです。



アルミニウムも溶ける、ただしかなり高温で。

 再生地金を製造する際、アルミニウムを一度溶かし、不純物を取り除き、成分調整などを行います。 このときの温度は600度をゆうに超え、場合によっては700度を超えます。 炉の中のアルミはドロドロになっており、高温で熱せられている為、まるで溶岩のようになっています。
ちなみに金属の中にはアルミより更に高温にならないと溶けないものもあり、鉄は約1500度、電球に使われるタングステンに至っては3000度を超えないと溶けません。